前途多難

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「フルフル…😅アレ?さっきの店員さんは…」 「はいっ😃こちらはザウルスクリスピーです。ご注文をどうぞ😆」 はぁはぁはぁ…僕はあまりの恐怖😱でわけのわからない言い訳を言い放ち電話を切った。🏃 「あっ‼すっかり忘れてた‼アレ取りに行かなきゃ‼いや、間違えた‼アレを飲まなきゃ‼ブチッ」 はぁはぁっ…喉はカラカラ、手のひらは汗でビショビショ…。 その日は早めに寝ようとしたが、店員の悲鳴😱が耳から離れない…😓 結局僕は朝まで耳をふさぎ、丸く縮みこんでいた。ガタガタ… 今日は日曜日…先日の悪夢が尾を引く… 普通なら遊びに行くが、眠気とだるさで遊ぶ気がしない⤵ 気づくとちょっと寝てしまってて、12時になっていた。 「腹が減っては戦が出来ぬ…」 一人でぶつぶつ言いながら台所に行くと、母からの置き手紙✉が、 ~お昼ご飯作ってません。お金置いときます。ピザでも頼みなさい。~ ぴっ、ぴっ、ぴっ‼‼‼⁉ガハーーーーッ‼嘘だろっ‼‼‼‼⁉ 手紙の横にはザウルスクリスピーのチラシ‼‼ 「ギャァァァァァァア‼‼‼」 僕は悲鳴をあげ、すぐにチラシを丸め、窓を開けて外に投げた‼ しかし次の瞬間🌁 もの凄い風が吹き、チラシが部屋に戻ってくるではありませんか‼‼ 「こっちに来るなーーっっっ‼‼‼ペシッペシッ‼ペシャンペシィン‼‼」 僕は必死にチラシをたたきとばした。 しかし何度飛ばしても入ってくるチラシ⤵⤵ 次第に疲れが溜まり、僕は床に崩れるように倒れ込んだ…。 右足のすぐ横にはザウルスクリスピーのチラシが… 「逃れられないって事か…」 僕は独りでブツブツ言いながら、チラシをしばらく見つめていた。 チラシに描かれた恐竜のイラストが僕の目とピッタリ合っていた… つづく
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