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小「家は二階建ての一軒家、車はお兄ちゃんとお母さん用で二台、私は別にバイトしてる訳じゃないけど…」
琉「だからなんでそんな母子家庭なのに裕福なワケ?波夏君医大だし、小雪ちゃんだって私立でしょ?北條ってそんな学費安いわけじゃないし…」
小「まぁ…」
琉「どちらかと言うと高い方でしょ?教材費とか維持費とか…あと制服とか色々お金かかってるみたいじゃない。」
小「……それなりに。」
琉「なんで?」
小「なんでって言われても……。」
琉「いくらお母さんがお店やって稼いでるっていったってお店の維持費だってありわけでしょ?人件費も、それでこれだけ裕福って不思議でしょうがないんだよね。」
小「……………。」
琉「それに京介君も疑問視してたけどなんでこんな財閥のご令嬢やご子息と縁があるわけ?」
小「……………」
琉「ねぇなんで?なんでなの?」
小「そんなこと言われたって…」
琉「なーんーでー!!」
小「私が知る分けないじゃん!!!!」
あ、逃げた。
しかも神を突き飛ばすとは!!
京「小雪をいじめるお前が悪い。」
背後から声…?
琉「…ん?来たな、男前。」
京「お前が呼んだんだろ?」
まーそーなんだけど。
京「で、何?用がないなら俺行くけど…」
琉「あー!まって!あるある!話あるから行かないでー!!!」
逃がすかぁ!!
京「五月蝿い!そんな叫ばなくても聞こえてるから。」
琉「ならいい。」
京「で、何?」
琉「なんか嫌そーだな、ま、いいや。まずは自己紹介お願いします。」
京「…………はぁ。」
ため息?!
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