第1章

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「ありがとう」 単さんは満足げにうなずいた。 「さあて、仕事だ。巴、手伝ってくれ」 龍司さんが席を立ったその時に、コックみたいな白い服を着てる事にふと気が付いた。 そういえば、龍司さんの仕事、知らなかったな。 「さ、頑張るぞ」 「はいっ」 僕と龍司さんのやり取りを、単さんはニコニコしながら見ていた。
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