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…え?
樹くんが、遼?
「こうすれば、信じてもらえますか?」
樹くんは、眼鏡を外して、眼球に指を…。
一瞬、本当に眼球を取り出す気なのかと思った。
でも、出てきたのは眼球ではなく、茶色のカラコンだった。
そして、髪を整えると…。
そこにいたのは、確かに遼だった。
ちょっと待てよ…。
頭が混乱して、訳がわからない。
樹くんが遼?
遼が樹くん?
頭がグルグルしてきて、意識が遠くなった。
「巴?」
そう言われた気がするけど、何だか声が遠く聞こえる。
そのうち、視界が真っ暗になった。
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