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松田くんは、さて、と立ち上がり、私を見た。 「六花。送ってやる。家どこ?」 あ、って元来た道を探すが見つからない。 せっかく言ってくれてるのにとしょんぼりしてしまう。 「あー…わかんないか。じゃ、多分って場所に連れてくから。ほら、行こ」 ニッコリと笑う彼の笑顔は太陽のよう。 眩しくて、目を細めて、差し出された彼の手を握った。
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