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そんな事をしていると、
「皆さん、夕食の時間ですよ~」
と、妙に間延びした声が聞こえてきた。
そういや、かれこれ7時くらいになるけど、メシ食って無かったな、意識したら腹へってきた……
次々とテーブルに並ぶ数々の料理。一つ一つが芸術品のように精緻に作られていた。
「お兄ちゃん! お兄ちゃん! 見て見て! すごく美味しそう!!」
しかし、いつまでたっても俺の前に料理が運ばれてこない…
「あ、そうそう! そちらのお兄さんは、樟葉さんが呼んでいましたので、チョット私に着いて来てくれませんか?」
料理を運んできたメイドがそんな事を言った。
マジかよ…
「うぃ、了解した」
まぁ、ここで頷いとかないと後が怖いからな…
「じゃ~ね! お兄ちゃん!!」
……俺もメシ食いてぇ…
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