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「とりあえずオマエは誰なんだ?」
玄関であーだこーだ言っても埒が空かないということで、リビングに上がってお茶をだしたところである。
「マズイお茶ですわね」
なんかスゲームカつくこといわれた……なんかヘコむなコレ…安物だけどな………
「って、人の話聞けよな!?」
「何ですの? 急に……あ、もう一杯いただけます?」
「もうねーよ!」
俺は、肩をぜいぜいさせながらつっこんだ。
「そう。ならいいですわ。で、何ですの?」
と、すました顔で金髪縦ロールは言ってきた。
「何ですの? ……じゃねーよ! 誰だよオマエ! 何でココに居るんだよ!?」
何かムカついてきたので一気にまくし立ててやった。
「私が誰ですかって? 見て分からないんですの?」
「分かんねーから聞いてんだろ!?」
「へ…………」
何故か呆然とする金髪。
「私が分からないとおっしゃいますの?」
「だから、さっきからそう言ってるだろ?」
「……………」
もう、完全に呆然としていた。
俺は知らんぞ、こんな変な奴。
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