ep1

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「とりあえずオマエは誰なんだ?」 玄関であーだこーだ言っても埒が空かないということで、リビングに上がってお茶をだしたところである。 「マズイお茶ですわね」 なんかスゲームカつくこといわれた……なんかヘコむなコレ…安物だけどな……… 「って、人の話聞けよな!?」 「何ですの? 急に……あ、もう一杯いただけます?」 「もうねーよ!」 俺は、肩をぜいぜいさせながらつっこんだ。 「そう。ならいいですわ。で、何ですの?」 と、すました顔で金髪縦ロールは言ってきた。 「何ですの? ……じゃねーよ! 誰だよオマエ! 何でココに居るんだよ!?」 何かムカついてきたので一気にまくし立ててやった。 「私が誰ですかって? 見て分からないんですの?」 「分かんねーから聞いてんだろ!?」 「へ…………」 何故か呆然とする金髪。 「私が分からないとおっしゃいますの?」 「だから、さっきからそう言ってるだろ?」 「……………」 もう、完全に呆然としていた。 俺は知らんぞ、こんな変な奴。          
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