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ズズッ
お茶を飲む音が居間に響き渡る。
そこには、不良、お嬢様、メイドの三人がいた。(スゲー、シュールだな)組み合わせがカオスすぎる。すると、
「では、改めて。私、鷺宮家のメイドの、樟葉と申します」
急に自己紹介が始まった。マイペースすぎる。着いてけない。
「それはいいけど、オマエら何しに来たんだよ?」
「お嬢様から何も聞いてないんですか?」
「聞くもなにも、そいつ黙ってただけだぜ?」
「そうですか… なら、私から説明させていただきます」
そうして、俺はこの後、自分の耳を疑うようはことを聞く……
「貴方を、お嬢様のボディーガードにします」
何の変化も無い口調でそう言ってきたのだ。
「って、はぁ!? なんだそりゃ? 冗談じゃねーよ!」
「冗談じゃありません。これを見てください」
そうして出された一枚の資料。
「ん…」
<日給7300円 バイト面接受け付け中>
「って、それ、昨日俺が受けたバイト!」
「そうです。お嬢様のボディーガードがバイトの内容です」
「な………」
俺絶句
「はい?」
何故か金髪も驚いていた。
「そんなこと聞いておりませんわー!」
「じゃー何で居るんだよ!?」
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