ep1

4/11
前へ
/32ページ
次へ
ズズッ お茶を飲む音が居間に響き渡る。 そこには、不良、お嬢様、メイドの三人がいた。(スゲー、シュールだな)組み合わせがカオスすぎる。すると、 「では、改めて。私、鷺宮家のメイドの、樟葉と申します」 急に自己紹介が始まった。マイペースすぎる。着いてけない。 「それはいいけど、オマエら何しに来たんだよ?」 「お嬢様から何も聞いてないんですか?」 「聞くもなにも、そいつ黙ってただけだぜ?」 「そうですか… なら、私から説明させていただきます」 そうして、俺はこの後、自分の耳を疑うようはことを聞く…… 「貴方を、お嬢様のボディーガードにします」 何の変化も無い口調でそう言ってきたのだ。 「って、はぁ!? なんだそりゃ? 冗談じゃねーよ!」 「冗談じゃありません。これを見てください」 そうして出された一枚の資料。 「ん…」 <日給7300円 バイト面接受け付け中> 「って、それ、昨日俺が受けたバイト!」 「そうです。お嬢様のボディーガードがバイトの内容です」 「な………」 俺絶句 「はい?」 何故か金髪も驚いていた。 「そんなこと聞いておりませんわー!」 「じゃー何で居るんだよ!?」
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加