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深い森の奥…樹海と呼ばれる広大な森の奥深く…。
大木の上で今作の主人公は安らかな寝息を立てている。
なぜこんなところで寝ているのか…それはこの主人公が"旅人"だからだ。
「ふぁぁ…」
おはようございます。
そして初めまして。
ボクの名前は仙道 刹那(せんどう せつな)って言います。
実はボク、旅をしてるんだ。
情報屋として有名な旅人仲間にこの迷いの森…通称、死の森…を紹介してもらって入ったはいいけど…この森、戻ろうと思って振り返ると方向が進行方向とは逆に…つまりまた奥に進むようになってるんだ…。
面白い!!
奥に何があるのか確かめてやろうじゃないか!どうせ奥にしか進めないのだしいつまでも悶々と考えるのはやめだ!こうなったら意地でもこの森の謎を解き明かしてやる!!フフッ…ハッハッハッ!!
注意:笑い事ではありません。
頭の中でそんな事を思いながらまだ起きたてのだるい体を起こし伸びをした。
見渡す限り木ばかりの中、日課となっている訓練をする刹那。
刹那は旅に出る前は祖父に徹底的に武術をたたき込まれ訓練が日課になっていたりする。
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