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この時、刹那が後ろを振り向きさえしていれば運命は変わったのかもしれない。この出来事は偶然であり必然だった。
淡く光り出した泉、泉の上で展開された魔法陣…。
森が明るい?…違う!森は照らされてる!光源は後ろだ!!
その光に気づき振り向く刹那だが慌てていたのも相まって泉の縁に足を置いた瞬間、縁が崩れてしまった。
「うわっ!?」
当然のごとく派手に泉に落ちた刹那。そしてそれを待っていたのかの様に魔法陣が一段と強く光り、森は白い光に照らされた。
その後、刹那が浮かび上がってくることはなかった。
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