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「…黙れ、テロリスト!
お前自信は、なんと呼ぶのだ!?
この世を救う救世主でもいいたいのか!」
軍人のリーダー格は、軍刀を支えに使い立ち上がった。
中身は腐ってても、肉体は鍛えられた立派な軍人と言うことか。
「…良い目ですね。
目の前にいる絶対的な死に立ち向かい睨むその目。
僕自身も…救世主と大層な呼び名を名乗りません。
武力で世界を代えようとする時点で僕達もテロリスト。
ただ、関係の無い者は巻き込みませんし…目的は達成します!」
「黙れ、偽善者め!
口先だけなら、なんとでも言えるだろ!!」
軍人は、軍刀を縦に振り下ろした。
鎧は、持っている剣で受け止めようとせずそのまま攻撃を受ける。
よほど、鎧の強度に自信があるのだろう。
自信の名の通り、鎧には傷一つすらついていない。
鎧は、男の軍刀の刀身を左手で握り潰した。
「…な!」
驚く軍人に追い討ちをかけるかのように、右手に魔力を込めた。
“カンデンテ トゥオナーレ”
放たれた魔力は、白い雷のように放射されてリーダー格軍人を包む。
珍しい白の炎に、包まれたあの男は一瞬で灰になった。
「…貴方達がどうお考えてになろうと勝手ですが…。
僕は、1度口にした事は必ず実行いたします。」
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