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軍人は、さっきの奴等とは違う雰囲気を感じる。
間違いなく…強い。
その軍人を炎の球が吹き飛ばした。
「手駒とは言ってくれますねぇ。
僕をなんと言おうが…構いませんが、家族や仲間にそんな言い方をするのは許しませんよ。」
白影は、自身に乗っかっていた瓦礫を吹き飛ばして俺の所まで再び歩き出した。
白髪の男は、短剣を白影に振り下ろす。
白影は、白い剣で白髪の男の斬撃を防いだ。
「今日こそ、お前の素顔だけでも拝ませてもらおうか!」
白髪の男は、白影を再び吹き飛ばす。
あの2人が再び戦い始めると、気絶していた軍人達が目を覚まし始めた。
「んの…餓鬼!
アレック様、こっちの雑魚は我々にお任せを!」
「逃げてください、ノワーズ!」
白影は、俺に逃げるように促したが…俺は至って冷静だった。
奴等の動きが手にとるように分かる。
体だって、軽い。
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