再会

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それは昔よんだ漫画本で見たことのある技だった 到底人間にできる技じゃない 確か俺の読んだ漫画ではこのように表現されていた… 『気弾』 そう、洋介の突き出した手のひらから大きなエネルギー弾『気弾』が俺めがけて放出された。 「俺の力"弾幕を出せる能力"、まぁ一発だけじゃ弾幕と言えないけどな…そんじゃあな、ヒロ」 油断していた訳じゃないが、始めてみた攻撃に体が硬直して動けなかった。 俺は洋介の気弾に思いっきり被弾した。 始めて味わう気弾の衝撃… 例えるなら、大リーガーの投手が人間より大きな野球ボールを160キロで投げてきて、それに当たったかのような衝撃だった。 俺はもちろん意識が朦朧となり、体は地面から離れ、空中にもってかれた。 気弾の勢いは止まることなく、どんどんどんどん俺を空中へ、そして後方に運ばされた。 「あれ、粉微塵になるように撃ったんだけどな、どうもまだ加減がわかんね…ま、でもあの高さから落ちたら結果的に死ぬか」
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