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ヒロの心境は複雑だった
なぜあんなに仲がよかったのに…
友達だったのに…
俺はおまえのこと心配でここまで来たのに…
なんで!!!!!!!!!!!!
ドーン!!!
考えてるうちに俺の体は地面に到着した。
いや墜落したというべきだろうか
今までに受けたこともないほどの地面からの衝撃。
さっきくらった洋介の気弾とは比べものにならないほどのダメージだった。
まぁ10階くらいの高さから落ちたんだから当然か…
普通なら死…だよな?
だが意識がまだある。
死んでもいない。
う…体は流石にうごかねぇか
骨は完全にいってるな
しかしなんで生きてるんだ?
洋介が手加減したとか?
いやいや、あいつは手加減なんかしたことないしあの顔はマジだった。
なによりあの高さからだったら手加減もクソもないだろう。
大体なんなんだよ手から気弾を出すってよ
完全に超能力者じゃねぇか、なに食べればあんな風になれるんだよ。
そういえばあいつ言ってたな…
《お前は何も感じないのか?》
俺にも同じような何かがあるって言うのか?
もしかしてあの高さから落ちて生きてるのもそのおかげとか…
そんな意味深なことを考えていたが、ふと周りを見てみると大量のひまわり畑
今まで痛みや考え事で周りが見えてなかったが、俺の体の下にも大量のひまわりが引き積められていた
「なるほど、太陽の畑まで見事に引き戻されたわけか…そんでもってこの異常なまでに成長した丈夫なひまわりが地面衝突の衝撃を和らげてくれたと…つくづく強運だな、俺(笑)」
自らの強運に感謝
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