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「ま、恨むならここにあなたを投げ込んだ奴を恨みなさい、私はただ仲間を潰されて報復しようとしただけなんだから…あなただって家族や友人が殺されたら同じように仕返ししたくなるでしょ?」
「・・・・・・・・」
そうだ、洋介があんなことしなければ…
素直に俺の言うことをきいてくれてれば…
なんていうか今まで複雑な心境だった俺だが、この妖怪に言われて次第に怒りが込み上がってきた。
このやり場のない怒り
すぐにどこかにぶつけて発散したかったが、四肢が全く動かせない。
無力な自分にも腹が立った。
なんかもう死んでもいいかな、なんても考えた
「さてと、それじゃあ覚悟しなさいね。死になさい」
手を俺に突き向ける
…こいつも洋介の野郎と同じか
じゃあまた気弾が飛んでくるわけだ
しかもオーラから察するに陽介なんかより何倍も強烈そうだな
当たったら一瞬で消し炭とかそんな予感が…
畜生、もう思う存分ひと思いにやってくれ。
どうせ生きててもこの怪我じゃ生活は困難、そしてなによりも…
もう生きる希望がないんだ。
そう考えていると妖怪の手から気弾が発射される。
意外にもみた感じ洋介のとあまり大差はなかったが、どのみちこの状態でくらったら流石にもう耐えられないか。
永遠亭や霊夢、魔理沙達に色々迷惑かけたけど、結局ゲームオーバーか
せっかく色々してもらって、あんなに優しくしてくれたのに…
みんな、ごめん…
「おーっと、そう簡単には殺させないな」
!?
俺の目の前に突如現れ、妖怪の弾幕を相殺させた紅白の目立つ服装をきたこの少女は…
妹紅!?
なんでお前がここに──
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