何気ない日常から

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いつもの電車に乗った。いつもの時間、いつもの人々。 いや、いつもと…違う。 今日は見知らぬ同い年くらいの女の子がいる。僕と同じ制服だ! 転校生? その女の子は普通の女子高生とは思えない雰囲気だった 可愛いでもなく、綺麗でもなく、ブスなわけでもない。 体型だって普通。太ってもなく細くもない。 一言で言うならなんの特徴もない女の子だ。 そう思っていた時だった。 その女の子はこちらに向かって歩いてくる。 その女の子は無表情だった。 「君、失礼だよ」 女の子は僕の気持ちを見透かしたように言った 「な…なんのこと?」 僕は慌てて言い返す その女の子はちょっと怒ってこう言った。 「私は、神よ」
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