何気ない日常から

5/16
前へ
/85ページ
次へ
「な…なにをするんだ?」 僕はその気味の悪い女の子が怖くて、今すぐにでも逃げたい…そんな気持ちだった。 「もしこの次の駅が東京じゃなくて京都についたらどうする?神を信じるか?」 女の子は今度は悲しげに言った。なんてころころと表情を変えるんだろう。 「おっと…すまん、私には感情という感情はない。だから表情もこれといって気にしてなかったよ」 「…え」 僕の心…読まれた? その時だった
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加