不幸の始まり

3/5
前へ
/14ページ
次へ
そして、優羽がその男に連れられてやってきた先である河原には、数十人くらいの鉄パイプや木刀、ナイフなどの武器を持った男たちが集まっていたのであった。 「…これはどういうことだ!」 「ふん!…誰が沢木優羽とタイマンをすると言ったんだ?俺もそんな馬鹿ではないぞ…。さて、今日はいつもの相棒はいないみたいだしな。よし!お前らこいつをとことんいたぶってやれ!」 『はい!』 「…おいガキ!どうやら兄貴を怒らせてしまったようだな…。兄貴は優しいからお前が泣いて土下座して謝ったら許してくれるかもしれないぞ。」 「…はあっ?誰が泣いて謝るか!勝手に因縁つけたてめえの兄貴のほうこそ謝るべきだろうが…。」 「…このガキが!せっかくこっちが優しく言ってやっているのに!まあ…兄貴に逆らったことを悔やむんだな…。」 (俺一人に相手は40から50人くらいか…。ある程度人数減らしたら何とかなるかもしれないな…。) 「…いくぜ!」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加