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そしてこんな会話をしているが、時間はもう夜中。
そして、吸血鬼の主食は若い女性の生き血だ。
「それでは、今宵も闇に踊りましょう。」
バサリと漆黒のマントをはためかせ、吸血鬼は城を後にしようとするが
「あ、買い物してこい」
コウモリにパシられていた。
「…牛乳、玉子、ニンジン、玉ねぎ、カレー粉…と」
買ったものをコウモリに渡されたメモと照らし合わせて確認して、不備がなかったので帰ろうとする。
「明日のご飯はカレーかなー♪」
そのままだいぶ歩いたあとで、
「やみのおおー♪カレーに散るー♪あざやかーなー血をーもとめー♪
……目的が違う!」
やっと気付いた。
自分が吸血鬼であること思い出したバカは、とりあえず女性を探して徘徊を始めた。
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