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「……あ…れ? 朝?
いけない!また寝坊だ!
遅刻しちゃう…って
ぎゃーっ!!ここどこ!?」
美紀は異様な場所に来ていた。
床(地面?)はなだらかな
丘のようになっていて
みかん色。空も
夕焼けを薄くしたような
みかん色である。
他、木や草などの
植物らしきものは生えているが、
言葉では言い表せないほど微妙で
とにかくとても
地球のものとは思えない
風景だった。
ひとつ分かるのは、ここが
「たぶん屋外だ」
ということだ。それが
分かったところで
何もならない。
呆けていてもしかたがないので
美紀は歩き出した
その変な棒を手に持って。
「これは夢、夢なんだ」
とひとり呟きながら…
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