☆第2章 不思議な天使☆

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「……あ…れ? 朝? いけない!また寝坊だ! 遅刻しちゃう…って ぎゃーっ!!ここどこ!?」 美紀は異様な場所に来ていた。 床(地面?)はなだらかな 丘のようになっていて みかん色。空も 夕焼けを薄くしたような みかん色である。 他、木や草などの 植物らしきものは生えているが、 言葉では言い表せないほど微妙で とにかくとても 地球のものとは思えない 風景だった。 ひとつ分かるのは、ここが 「たぶん屋外だ」 ということだ。それが 分かったところで 何もならない。 呆けていてもしかたがないので 美紀は歩き出した その変な棒を手に持って。 「これは夢、夢なんだ」 とひとり呟きながら…
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