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駐車場から少し歩いた場所に、黒い鉄の門に門番二人がいる。
迷彩服を着た門番二人がAK47を向ける。
「何者だ止まれ!!」
二人は同時にそう言った。
「俺は怪しいものじゃねぇーよ」
ここに来る時点で明らかに怪しいのは言うまでもない。
すると一人の中年くらいの金の髭を生やした男性が言った。
「こんな所に来るなんて明らかに怪しいだろ!!」
正論だ。
「やっぱ無理だ!
我慢出来ねー」
スダインはそう言うと走り出す。
門番のAK47が火を噴くと、スダインは走りながら避けて、昨日こっそり警備員から奪ったスペツナズナイフで、門番二人の頸動脈を正確に切った。
門番の首からは勢い良く血が噴き出して倒れたのだった。
スダインは中年の男性が落としたAK47と、SVDを拾った。
そして片方の男性からはM20と呼ばれる小型のサブマシンガンを拾った。
「微妙だな……
最新の武器が欲しいんだが……」
スダインは愚痴りながら、門の中に入るために、辺りを探し始めた。
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