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「なんでですか?」
相手は腑に落ちないご様子・・・。
「なんでって言われても・・・」
「あ~、そういえば、名前言ってなかったですよね?俺、1年の椎名良平です。好きなものは焼き肉とキムチ鍋で、嫌いなものは・・・特に無いです!」
「・・・(いや、そんなこと言われても・・・)」
「先輩!もう一度言います!俺、本当に先輩が好きなんです!」
「あ、いや、だから・・・さっきも言ったようにごめんって・・・」
「何でですか!俺に悪いところあるなら直します!!それに先輩、彼女いないっすよね?試しに付き合ってみるのはどうですか?俺、先輩を満足させますよ?セックスだって、ちゃんと------」
「わぁーーーー!!何言ってんだよ//そもそも男同士だしおかしいじゃん!ホント気持ちは嬉しいけど、ごめんっ!」
「・・・・・・」
お?相手もあきらめてくれたか?
よし!
「んじゃ、そーゆうことで~」
俺はさっさとこのなんとも言えない空気から逃げ出そうと、ドアに手をかけた時だった。
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