憂鬱の始まり

告白

「おーい！神埼！なんか一年生が呼んでたぞ。」

と、クラスの学級委員長“山田恵介”に呼ばれた。

後輩？俺と仲の良い一年なんていたっけ？部活なんてはいってないし、知ってる奴なんて・・・

「なんか、屋上に来てほしいって言ってたぜ。先に行って待ってるらしいから、早く行ってやれば？」

屋上？！
もしやこれは------

告白っ！！？？

「おい、聞いたか直記！女の子に呼び出されちゃったよ！とうとう俺の時代がっ！！」

「はいはい。そんなこ言ってないでさっさと屋上行けよ。女の子を待たせるな！」

「おう！行ってくるぜ！」

｛恵介の心の中｝
（俺・・・。別に女の子って言ってないんだけどな～。ま、いっか。どーせ後で分かるし。）

俺は、満面の笑みで直記に手を振り、教室をでた。
あんなことになるとも知らずに------

(すっごい可愛い子だったらどうしよう～。ニヤケが止まらんぞ。)