序章:祈願

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「ほう…」 しばらくして学院に着いた。 ウルが持った最初の印象は広い。 そしてでかい。 それもそのはず、この学院の敷地はエターナルの五分の一を占めているのだ。 国からの援助などで少しでも環境を良くしようとした結果がこれ。 この学院への期待値がよほど高い事が窺える。 「オレは校長室という所に行かないといけないらしい」 「うん、じゃあね!」 校舎に入り、レミィと別れた。 ソルは校長室へ報告に行かなければいけない。 「(それにしてもでかいな…)」 この学院の授業は主に四種類。 学年共通の魔法や魔力、歴史についての講義。 入学時に登録する武器毎に分かれての戦闘訓練。 無属性魔法の講義と実技。 火、水、風、地、雷、のどれかを選択し、選択した各属性魔法についての講義と実技。 一時限から四時限までのこれらの授業が必修であり、五、六時限に選択の授業がある。 選択は治癒や、薬物など、特殊なものが多い。
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