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「社長、このままだとみんなの給料出せなくなりますよ」
梅沢が小声で囁いた。
「わかっている。銀行からの融資と新しい機材のリースが
決まれば携帯の方の仕事が取れるんだ」
「分かりました。がんばって営業してください」
「がんばってください」
水曜日に純一は特許出願を終えてホッとしていると、明日香から電話があった。
「明日香です」
「こんにちは」
「私、明日時間が空きましたが」
「本当に電話をくれたのですねありがとうございますでは、この前のホテルで7時に」
今の純一には、ホテルと食事代で数万円を使うのは大きかったが明日香といる時間は夢のようで離婚で使ったエネルギーを取り戻せる気がしていた
明日香の服装をよく見ると、一着数十万のブランド品を着ていて、アクセサリーを合わせると数百万になる感じだった。
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