契約

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6年前 渋谷にあるインターネットコンテンツ会社DIFに勤める純一は優秀な制作プロデューサーだった 情報誌出版しているスターダスト出版社とインターネット情報の仕事の打ち合わせで何度か来社しているうちに 担当の大原千枝子と親しく話しをするようになった インターネットシステムが煮詰まり後わずかで終わりを迎える頃、 純一は大原千枝子とスターダストのスタッフと飲みに行ったある日 「ねえ、上村さん。ちょっと今うちの会社で問題が起きているの」 「どうしたんですか?」 「社長が他の業者からこの件で見積もりを取っているの」 「ええっ?だって今までのうちの仕事はなんだったんですか?」 純一は驚いて聞くと 「そうなの、うちの社長はワンマンでそう言う嫌な所があるの」
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