契約

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千枝子は申し訳なさそうに言った 「じゃあ、どうすれば」 「他の業者の見積もりの金額を教えてあげるから何とかして」 「分かりました、ありがとう大原さん」 純一は千枝子の情報に感謝の思いでいっぱいなった 2週間後、スターダストとDFIの正式契約が締結され 作業が開始され、純一は千枝子をお台場のレストランに 食事に誘った 「大原さんありがとうございました。お陰で作業に入れます」 「どういたしまして」 純一はかばんから箱を取り出して 千枝子に渡した 「これ、似合うかどうか・・・」 千枝子は箱からダイヤのネックレスを取り出して目を輝かせた 「素敵」 「良かった、女性にこういった プレゼント初めてだったので」
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