契約

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千枝子はうれしそうにネックレスをつけると純一に見せた 「似合う?」 「ええ」 色白の千枝子の細い首にプラチナのネックレス綺麗に光っていて純一は千枝子もネックレスもとても綺麗に見えた 「ところで、大原さんお付き合いしている方は?」 「居ますよ、別の部署の人」 純一は一瞬ドキッとしたが、息を吐きながら 「そうですよね・・・」 「上村さんは?」 「仕事が忙しくてなかなか出会いが無くて」 「社員の中に女性は?」 「もちろん居ますよ」 「私の会社の社員婚姻率80%なの」 「そんなに?」 「ええ、出版業界は締め切りが近くなると徹夜が多いから  男性と女性が一緒に居る時間が長くなってついつい、でき ちゃうのよね」
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