虚無の侵食と自覚の無い憂鬱

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悲しげに泣く憂蝉に酷く鬱を覚える 何もしない 何も起こらない 何も感じない 只、愚直な呆けた傀儡達の相手をするのが疲れただけだ… ……そんな日々は僕を闇へと浸食させる 仮面を被った自分は酷く醜いのだ 何もかも手放して暗い暗い膿の底に堕ちてしまいたい 虚無は仄暗くゆっくりと僕を背後から蝕んでいく………
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