エロチシズムと妄想の産物

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ねぇ、ねぇねぇ…? どうしてそんな眼球で僕を見ているの? 純粋とアンニュイが混じった菫色の瞳は長く茶色い睫に閉ざされていても、潔白を象徴する様な輝きは消えやしない そんな眼球で僕を見ないで 僕の大脳の中身を見透かされそうで恐い 君は余りにもイノセントな存在だから 僕の頭蓋で君を破壊しているのを知られるのが恐い そうなれば、僕の方から心身を破壊しなければならないのだ 嗚呼、だが君を脳内で乱し、紅い血を添え、紅く純潔でコケティッシュな薔薇に変えたいという欲望は、僕の頭蓋に深く深く渦巻いている 君を滅茶苦茶に壊したい 僕がヘテロで在る限り、その欲望は永遠に僕を縛りつけるのだ ねぇ、ねぇねぇ…? 君はどうして少し血管が浮いた、不透明な水晶の様な肌をしているの? そんな綺麗な肌を傷つけてみたい 悲しげに鳴く君をみたい 君のへし折れて、汚された翼がみたい 只、僕の欲望はそう渦巻いている 君を欲しているのだ 君を愛しているのだ 世界中のどんな人間よりも!! それなのに、どうして汚い害虫を見るような眼球で僕を見るの? 君を愛し、君に欲情するのが罪なの? 僕の愛情表現は何か間違っているの? ねぇ、ねぇねぇねぇねぇねぇ…………………? 誰か……教えて 今日も君は僕の頭蓋で眠っている 永遠に此の虚構の世界でお・や・す・み
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