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溶けていく
溶けていく
とろとろとろと爛れて逝く
それなのに
それなのに
それなのに……
君の眼球は綺麗な硝子の様
海と竜胆が混じった碧の色
僕がどんなに虐めても、瞳に濁は映らない
雁字搦めの浮き世で暮らす中、君だけは夢の中を闊歩している
僕と君、ずっと夢の中に居よう
虚無と快楽にどれだけ侵食されようとも……
綺麗な瞳の君が好き
綺麗な肌の君が好き
無表情な君が好き
傷だらけの君が好き
胴の捻れた君が好き
首が千切れた君が好き
白目を向いた君が好き
生命を保たない…………君が
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