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ぽかーんとしている、メンバーに苦笑するKAITO、がくぽに向き合うと、優しい笑みを浮かべる
「初めまして、がくぽさん、GUMIさん、俺はKAITOと、言います」
頭を下げると、がくぽも小さく頭を下げ、見習うように、GUMIも頭を下げる
「紹介しますね?…順に、姉のMEIKO、妹のミク、双子のリン・レンに、ルカです、女性が多いから、GUMIさんは馴染みやす……」
説明をしていれば、いつの間にか、ミクとリンが、がくぽの後ろからGUMIを連れ出し、MEIKOとルカを混ぜ、楽しそうに自己紹介をしている
「…自己紹介の必要…無かったかな…」
苦笑するKAITOに、がくぽが声を掛ける
「そんな事はござらん、拙者には有り難い…女性に混じるのは、少々苦手だ…」
振り返ると、無表情なりにも声は柔らかく、KAITOは、瞬くと嬉しそうに、微笑む
「…有難う、がくぽさんは…」
「さんはいらぬ」
「え?」
「……がくぽで良い」
視線をそらすがくぽを見つめると、少し考え…
「…わかった、じゃあ俺もKAITOで良いからね?」
「…逸れは、お断り申す」
「…え?」
眉を下げるKAITOに視線も送らずに、部屋を見回すがくぽ
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