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えっ!? 普通にヤバくない?
何も考えてないんですけど!
てかそれ以前に急がないといつもの電車に乗れない。彼女に会えないっ!!
俺は音速を越える勢いで制服に着替え朝食をとりに一階へ向かった。
食べてる時間はないからパンとか持ってけるのが有りがたいのだが…
「どうせ寝坊するだろうと思ったから今日はパンだよ」
流石だぁ! 流石だよmy mother!!
あんたは神だっ!
「ありがとう!!じゃっ行ってきます」
そう言いながら俺は右手に鞄、左手にパンを持ち家を出た。
何とか間に合いそうだ…
しかし、間に合ったとして彼女に何を話すかだよな…
まずは自己紹介でもして名前を覚えてもらわなきゃなとか考えている内に俺は駅に着きいつもの電車のいつもの車両に乗った。
そしていつも通り2駅目で貴大と合流した。
「よう康治!ちゃんと口説き文句は考えてきたか?」
貴大は初っぱなニヤニヤしながら聞いてきた。
いつものことだが、正直気持ち悪い。電車の窓からこいつを放り出せたらどれくらい楽に通学を有意義に楽しめるだろうかなどと一瞬考えたが、今日はそうするわけにもいかない
「で、どうやってきっかけを作るんだ?」
「まぁそん時になってからのお楽しみだな。」
「お前な…」
「おおっと、姫のご到着だぜ」
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