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「はわわわわ…」
どうやらカミオカさんはサラリーマンに気を取られて俺に全く気付いていないようだ。
正直、ちょっと悲しい…
しかし、こんな事でへこたれる康治くんではないのだ!
「だっ、大丈夫ですかっ?」
話しかけると同時に俺は角にいるカミオカさんを両腕でガードした。
そう!よく満員電車でカップルがやってる例のやつだ。
「はわっ!?」
突然の事だったのでカミオカさんはかなりビックリしたようだ…
飛び上がったよこの人…
ちとオーバーリアクション過ぎやしないか?
出川も竜ちゃんも真っ青だよ…
それとも俺がキモすぎたのかな、かな?
おおっと、ネガティブシンキングのせいでヤンデレ化するところだった…
あぶなk…
「まさか…あなたはサラリーマンから私をかばってくださったんですか?」
「!? あひゃい!そうれふ!!」
やばっ!突然のカミオカさんの喋りで漫画とかでしか出来なさそうな噛み方しちゃったよ!! 逆にレアだよこれ!
「あっ…ありがとう…ございます//」
カミオカさんは顔を赤らめ俯いている
…もう死んでもいい
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