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しどろもどろする私の腕を掴み、一目散に駆けだす。
「あーん!!!!鷹鳥様ぁ~!!!!!?」
「るーかー!!!」
後ろからはとりまきの悲鳴と華乃の叫び声。
帰ったら両方に殺されるな。
「ちょっ……皇!!」
ひたすら校内を走りつづけ、裏庭に着いたところでようやく立ち止まった。
「ああいうのはずらかるのが一番♪」
「だっ……だからって……」
猛ダッシュの走り込みであがった息を整えるのに必死で上手く喋れない。
なによ皇のやつ!!物凄くむちゃくちゃな人じゃない!!
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