プロローグ

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天馬「ふ~、やっと終わったね」 チトセ「そうだね・・」 掃除のされた教室は夕日のオレンジ色で染まっていた。 天馬「ねぇ、一緒に帰ろうよ」 チトセ「う、うん。いいよ」 天馬「よかった。それじゃ、行こうか」 校門をでたいつもの帰り道。 月城くんが私なんかと一緒に帰るなんて思わなかった・・・どうしよう・・恥ずかしい ずっと前からチトセはほのかに天馬に想いをよせていた。 天馬「今日はありがとう!!凄く助かったよ」 チトセ「ううん。私の方こそ・・・ありがとう」 天馬「・・・大空さんって本当に優しいね」 チトセ「そ、そんなことないよ・・・月城くんの方が優しいよ・・」 チトセは顔が真っ赤になった。 天馬「ふふっ、赤くなった。謙虚なんだね」 天馬の顔はもともと整っているので、笑顔も爽やかで綺麗で、それが一層チトセの顔を赤くした。 チトセ「月城くんの笑顔・・好きだな」 天馬「えっ!?」
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