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天馬の驚いた顔がチトセに向けられる。
はっ!!!
思わず言っちゃった!!
チトセ「ごめん!!変なこと言って!!!でも冗談とかじゃないから!!本当きにしないで!!」
チトセはパニックになって早口なる。
天馬「・・・ぷっ、アハハ。大空さんって可愛いね」
チトセ「か、可愛いなんて・・お世辞でも嬉しい・・・」
チトセは照れて下を向く。
天馬「本当だよ・・・俺ずっと可愛いなって思ってたんだ」
天馬は恥ずかしそうに首の後ろに手をやった。
チトセ「えっ??それって・・」
天馬の真っすぐな真剣な眼差しがチトセに向けられた。
天馬「俺、チトセのことが・・・好きだ・・ずっと気になってたんだ・・・俺と付き合ってほしい!!」
突然の告白にチトセは戸惑う。
チトセ「月城くんのこと気にはなってたけど・・・私には無理だって思ってたから・・・自分の気持ちがわからない・・でも、月城くんのこともっと知りたい・・だから今は・・・」
天馬「そっか・・・今はそれで充分だよ。ゆっくり進んでいこうね、チトセ。」
月城くん・・・優しい人・・
チトセは胸のあたりが熱くなるのを感じた。
チトセ「うん!!天馬くん!」
天馬「それじゃ行こうか、チトセの家まで送っていくよ」
二人が歩き始めたその時だった。
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