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口元が緩んだ。
「ばい、ばい。」
一。二。三。四。五。六。
ただ身体の命ずるままに風斬りを動かす。
幾つかの肉片となったヒゲオヤジだった“それ”はびちゃびちゃと音を立てて床に落ちた。
「ふぅ………さぁて。終わったし、あっと。かんしカメラってやつを全部壊すんだっけ?」
もう屋敷内に人はいなかったらしくその作業は簡単に済んだ。
「そいやぁもう1人いたっけ?女の子。寝てたような……」
一瞬迷った後。
「ま、いいか。そうそうこれで……」
「みっしょんこんぷりーと!ってやつだな。」
当然のコトながらこれはやりすぎだったらしい。
モモにはものすごい怒られたし。
そのおかげでそれから三年間もオレに仕事が回ってくるコトはなかったのである。
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