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「日吉くん……。なんの用や?」
明らかに、ひきつった顔。氷帝の天才がきいて呆れた。
「今日、放課後空いてますよね?忍足先輩?」
向日先輩が、呼んでいる。
「いや、悪いんやけど…。明日青学と試合やんか。せやから、岳人と練習しよて言うてたんやけど。」
目を、合わせてくれない。
「断れる、とでも思ってるんですか?」
さっと、顔が青ざめた。心なしか、身体も小刻みに震えている。
「分かった…。」
「じゃあ、いつもの場所で待ってます。」
忍足先輩が向日先輩に事情を話したのだろう。あからさまな抗議の声が聴こえた。
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