呑まない?あたしと。

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側を通った店員にマユミはビールを頼み、テーブルに顎をつけた。 「もぉ別れる!無理!」 ぷうとタバコの煙を吐き出し、マユミがあたしをじっと見つめてきた。 「…何さ。」 じっと見つめられるのは苦手だ。 「このままじゃあたし泣き寝入りじゃね?」 マユミの言葉にどきっとする。 「なんかしてやろうかな。」 「ビールお待たせしました!」 空気を読まずに店員がビールをマユミの前にどすんと置く。
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