始まり

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そして間もなく階段を上る足音が聞こえ、あたしの部屋のドアが乱暴に開かれた。 あたしが起きてるのは部屋の電気がついてるので分かっているのだろう。 「お!待っててくれたの?」 にこにこと笑いながら、彼氏があたしに抱きついてくる。 酒と、タバコと、そして甘ったるい香水の匂いがあたしの鼻をくすぐった。
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