彼女

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ホームルームが終わって、すぐ部室に向かう。 ドアノブに手をかけ、既に来ているであろう部員に挨拶しようとした。 「こんにち…」 ドアを開けたと同時に、目を疑うような光景が広がっていた。 フィルムがそこら中に舞っていて、写真も床が見えないほど下にばらまかれ、酷い有り様だった。 しかし、それ以上に驚いたのは。 香織ちゃんが、女の子の部員に対してカッターを突きつけていたことだった。
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