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加奈子「以上!
5分でわかる久瀬くん講座でした」
空「………」
実際5分もかかったのかどうかわからないと言いたかったけど、加奈子の達成感に満ちた表情を見たら なんかどうでもよくなった。
加奈子「どおだった?あたしのわかりやすい説明は」
空「良かったんじゃない?」
加奈子「で、少しは興味出た?」
空「それは全然」
私がバッサリと言うと、加奈子は頭をガクリと下に落とした。
加奈子「う~…。まだあたしの説明不足だったか~」
空「説明不足がどうとかじゃなく、そもそも初めから興味無いから」
加奈子「じゃあさっきの時間は何だったのよ~」
空「勝手に話したのは加奈子でしょ」
加奈子「も~。
でもまぁ考えたら空が久瀬くんに興味持つとかないわよね。
全く逆なタイプだし」
そう言いながら加奈子は私の机に肘を立てた。
空「加奈子はどうなの?
そこまで知ってるなら周りみたいにアピールしてきたら?
イケメン好きなんだし」
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