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加奈子「無理無理。
確かにイケメンだけど無理。
何か一見爽やかそうだけど、久瀬くんって女関係だらしなさそうだし。
それに、全女子高生を敵に回しそうで嫌」
手をパタパタと左右に振りながら加奈子は言った。
空「…………」
つきあう男をコロコロ変える女の言う台詞なんだろうか…。
加奈子「さっきの事もさー、この学校の大半は知ってる事だし」
空「ふーん」
久瀬渉は結構な有名人なんだ。
加奈子「ま。ああいうを雲の上の存在って奴?
あたしがどんだけアピールしたって見向きもしないわよ」
「そうかなぁ?
俺は結構ありだと思うけど?」
加奈子「……へ?」
空「?」
突然誰かの声で加奈子はキョトン顔。
私もいきなり誰?っと思い、本から目を離した。
加奈子「久瀬くん!?」
声の出た方に加奈子は振り向きながら言った。
加奈子の向いた方に私も目を向けた。
とても派手な色をした金色の髪に両耳には青色で変な形のピアスをした男が立っていた。
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