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空「ふーん…」
そう言って私は足を動かし、廊下を歩いた。
加奈子は私の隣に並んで歩いた。
加奈子「あ。ねぇねぇ!
バイト行くんでしょ?あたし行ってもイイ?」
空「何で?」
加奈子「久しぶりに香織さんに会いたいなぁ~って思ってね~♪」
空「…わかんない。多分今日は来ないわよ?金曜日だし」
階段を降りながら私は加奈子に言った。
加奈子「えぇ~…。
そうなんだ…。金曜日は来ないんだ、香織さん」
「あーあ…」とため息をつきながら加奈子はトボトボと階段を降りている。
空「何で香織さんに会いたいの?」
加奈子「いや、久しぶりに話し聞いてもらおうかなって思って。
それに顔もしばらく見てないし」
空「そう」
香織さんと言うのは私と同じ所でバイトしている人である。
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