1.興味無い。

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空「ねぇ、帰ろ」 加奈子「ん?あぁ、うん」 私と加奈子は体育館を後にし、校門を出ていった。 学校を出てしばらくして、加奈子が口を開いた。 加奈子「それにしても久瀬くんってスゴいわよね~。 毎日あんな女子の団体に囲まれて」 また久瀬渉の話題か。 空「興味ないってだから」 加奈子「もー。少しくらい興味持ってよ。 話が続かないじゃない!」 頬を膨らませながら加奈子は言った。 空「興味のない話したって時間の無駄」 加奈子「クールに言っちゃって…。 そんなんじゃあんた…、いつまで経っても友達できないわよ!!」 人差し指を私の方に指しながら、何故か少し芝居くさく加奈子は言った。 加奈子「どう?ちょっとは気にした?」 空「全然。何かインチキ占い師みたいだった」 加奈子「なっ!! インチキ占い師とは何よ! 私はねー、本気で心配してあげてんのよ」
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