2.バイト。

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しばらくした後。加奈子とは別れ、私は自転車に乗り、バイト先へ向かった。 私のバイトは喫茶店の調理補助。 家からも結構近く、時給もそこそこ良いからバイトしてる。 自転車を走らせ30分。 バイト先につき、自転車を駐輪場に置き、店の中に入った。 店に入ると、扉に付いているベルがカランカランと鳴った。 「あ、空ちゃん」 私に気づいたのは、少し巻いてある長い髪の女の人だった。 空「香織さん」 野上香織さん。 年は22歳の大学生。 家も近く、とても優しいお姉さん的な存在。 空「香織さん。今日ってバイト休みじゃなかったんですか?」 香織「そうだったんだけどね? 今日は講義が無くなったからシフト入れたの」 空「そうだったんですか…」 何か加奈子に悪い事したな。 後でメールで謝っとこ。 香織「あ、そうだ。 更衣室で南くんがサボってるから呼んできてくれないかな? そろそろお客さん多くなってくるし」 空「わかりました」 返事をした後、私は更衣室へ向かった。
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