曇り空から晴れ空に

２．バイト。

なぜ眼鏡をかけるのかというと、ただ単に目が悪いだけ。

生活に支障がでるほどの悪さじゃないんだけど、仕事に支障が起きたらダメだからバイトの時は眼鏡をかける。

空「……あ」

今のうちに加奈子にメール打っとこ。
家に帰ったら忘れちゃうし。

ポケットから携帯電話を取り出し、カタカタと音たてながらボタンを押した。

『ごめん。今日香織さん来てた。』

絵文字など打たず簡単な文章を打って送信ボタンを押した。
画面には送信完了と出た。

空「さてっと…」

早く仕事に行かないと。夕方は人が多くなるし………ん？

ふと目をやると携帯電話はピカピカと光っている。

加奈子からの返信だ。

空「…返信速」

カパッと携帯電話を開き、メールの内容を見た。

『本当にィィィ！？
だったら今直ぐ行く(≧∇≦)

教えてくれてありがとね(^з^)-☆Chu!!』

空「………」

何かウザイ…。