1.興味無い。

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「そ~ら~ちゃん!! おっはよー!」 静かに本を読んでいる私の前の席に、テンションの高い女の子が座った。 空「………何?」 私は無表情で前にいる女の子に言った。 「もぅ!朝の会話の始まりに何?っはないでしょ~が!」 空「だって加奈子、今までそんなキモチ悪いテンションで話しかけてこないじゃない」 加奈子「キモチ悪いとは何よ!キモチ悪いとは! せっかくあたしが最高の笑顔で話しかけてあげたのに」 そう言って加奈子はムスッとした表情になった。 このムダに明るい女の子は橘加奈子(タチバナ・カナコ) 中学校からずっと同じクラスで、元気だけが取り柄な子。 髪は明るい茶色のショートで化粧もバッチリ。 モデル並のプロポーション。 本人いわく、とてもモテるらしい。 それに比べて私は全くの逆。 一度も染めた事の無い真っ黒な髪。 化粧も道具がイマイチわからないからしたことない。 体型はよくわからない。まぁ太いか細いかと言われれば細い方にはいるだろう。 とまぁ、私と加奈子は全く逆なタイプの人間なんだけど。 加奈子は中学の頃からずっと私にかまってくる。 何でだろ? 未だに謎。
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