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そして時間はあっと言う間に閉店時間になった。
南さんが最後のお客さん達を見送った。
「南君!また面白い話し聞かせてね♪」
南「OK~♪
良い話し仕入れとくよ。またね~」
南さんが笑顔で手を振ると、お客さん達は『キャー!』と言って帰って行った。
何で叫んで帰るのかがわかんない。
洗ったお皿を拭きながら私は思った。
南「いやぁ~今日も疲れたなー」
両腕を上にあげ屈伸をしながら南さんは言った。
香織「お疲れさま」
それを笑顔で返す香織さん。
南「なぁなぁ!
今日俺ずっと女のコ達と話してたじゃん?
妬いた?」
香織「全然?」
南「あ…そう」
南さんはガクリと肩を落とした。
たまに南さんは香織さんにこういう質問をしている。
でも毎回香織さんは流す返事をする。
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