2.バイト。

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そして時間はあっと言う間に閉店時間になった。 南さんが最後のお客さん達を見送った。 「南君!また面白い話し聞かせてね♪」 南「OK~♪ 良い話し仕入れとくよ。またね~」 南さんが笑顔で手を振ると、お客さん達は『キャー!』と言って帰って行った。 何で叫んで帰るのかがわかんない。 洗ったお皿を拭きながら私は思った。 南「いやぁ~今日も疲れたなー」 両腕を上にあげ屈伸をしながら南さんは言った。 香織「お疲れさま」 それを笑顔で返す香織さん。 南「なぁなぁ! 今日俺ずっと女のコ達と話してたじゃん? 妬いた?」 香織「全然?」 南「あ…そう」 南さんはガクリと肩を落とした。 たまに南さんは香織さんにこういう質問をしている。 でも毎回香織さんは流す返事をする。
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